が、その日から3日後にルビーからの電話がパッタリと止んだ。
自宅へ電話をしても「今は外出中」との理由で取り次いで貰えない。
1日に3回のコールが無くなったことが南野には信じられなかった。
「俺、何か悪いことでもした? それともあのアフターがまずかったのかねぇ?」
等と思案をするが、思い当たるフシもない。
「ま、クリスマスもあるし・・・ その頃には連絡が取れるだろう」
と思っていたが・・・ ある日ルビーの自宅へ電話をしてみると
「ルビー ナゴヤニイッタ ニューイヤー オワラナイト カエラナイヨ」
と教えられたのは、ルビーの家に電話をかけた時であった。
「名古屋ぁ?! そう言えば正月には4日まで
名古屋に行くって言っていたな。で、1月4日に帰って来るのか?」
「ウン ソウダヨ」
「じゃ、その頃に電話をしても構わないかな? それから・・・
ルビーに電話が欲しいって伝えてくれないか」
「オォ。キョウヘイハ アテ(お姉さん)ノ コイビトダカラ チャント イウスル」
「頼んだぜ」
電話を切ってから首をかしげ大きく深呼吸する。
「本当にあのLove youとキスは一体何だったのだろうか・・・・」と
((*´・ノω・) ホラ、そこの人! お仕事とか言わない!!)
時間は流れ・・・ 街はイルミネーションで飾られ、クリスマスソングが流れている。
クリスマスイブはトナカイとなって子供達へのプレゼントを抱えた
パパ・サンタを乗せて駅から自宅へと送り届ける仕事をして過ごし
年が押し迫ってくると、忘年会をこなして来たサラリーマンをタクシーに乗せ
明け番には年末年始を自宅で過ごそうとする患者を
自宅へと搬送する業務に追われていた。
29日の乗務は、仕事納めが終わり
朝夕にタクシーで駅まで向かう乗客が激減し
待機している時間が多くなった。
2時間駅で待って1回客が乗る。そんな状態が続いていたのである。
「チッ、こんな状態じゃ休んじまった方がいいぜ!」
と乗務員仲間で話をしていた南野であったが
タクシーを利用する時に個人的に呼んでもらう為
名刺を配っていた客から呼び出され
海外で正月を迎える為に成田空港まで2回送り届けたこともあって
翌日の患者搬送のアルバイトに備えて少し早めに仕事を終えることにする。
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