すると・・・
「イカウ(あなた)ナンデ ココニイル?!」
ふと見ると、そこにはステージドアで最初に南野の隣に着いた
現地系のフィリピーナ(フィリピン人女性)のネリーの姿があった。
店にいた他の客に連れて来て貰っている様子だ。
「ウソツキナ!! イエニ カエル イッタデショ!!」
ネリーは不満そうな表情をしながら南野に詰め寄る。
「ん? 俺は家に帰るつもりだったんだけどねぇ」
苦笑しながら赤いLARKのロングボックスを取り出して
ジッポーのオイルライターで火を点けようとするが
フィリピーノ(フィリピン人男性)のホストが店のロゴが入った
使い捨てライターで火を点ける。
ネリーと一緒に店に入った男がトイレへ行くために
席を離れたのをきっかけにして
ネリーが南野達のいるシートに来てしまった。
「お前、何やってんだよ。あのお客と一緒に来たんだろ?」
呆れた表情をしながらネリーに言い放ったが
「ダイジョウブ。 モンダイナイデショ?」
とあっさりと答えたネリーは、1人でニコニコしながら南野の横に座っている。
「あのなぁ。俺達はお前の分の料金は払わないからな」
呆れ顔で岡崎がネリーに言うが、そんなことは一向に構わないと言った様子で
ネリーを連れて来た客がトイレから自分のシートに戻って来たが
ネリーが自分のシートに居らず、他の客のシートに居ることに気がつくと
怒りの表情をあらわにして店を出て行ってしまう。
「もし、仮に自分がそんなことをされたら同じことをするだろうな」
と呆れながら沈んだ雰囲気のシートを眺めていた。
ディスコらしくダンスミュージックが店内に流れ、客がステージへと移動する。
南野もダーマと一緒にフロアへと移動した。
不満そうな表情でステップを踏んでいるダーマと対面すると
「俺だって楽しくない。
それに彼女は俺が呼んだ訳じゃないし、興味もないんだ」
と声をかけた。
「ホント?」と仏頂面から少し笑顔になったダーマに
「俺はダーマと一緒の方が楽しいから」
大きなボリュームで流れている音楽でかき消されないように
ダーマの耳元へ口を近づけて話をしていると
曲が変わりチークタイムになる。
何年ぶりだろうか・・・ スローナンバーでのチークダンスは・・・
「楽しかったね。また、行こう」
会計を済ませたレッド・シューズを出てからダーマに声をかけて
インテグラを駐車してある駐車場へと向かう。
時刻は午前7:00。 もう既に夜が明けており
広がった青空から降り注ぐ太陽光線が眩しい。
岡崎と高山のそれぞれの自宅へ送り届け
自宅へと戻って来たのは、午前8:30分を少し回っていたところで
「凄く楽しかったから、次の日から毎日通ってしまった」と言うことは無かったが
時々であるが岡崎に付き合ってステージドアへ行くことになり
指名制度が無い店に入る。
フィリピンパブに行くと、ネリーがいつも最初に南野の隣に着いた。
ニコニコとしながら南野の隣に着いていたのだが
特に気にすることも無く烏龍茶を飲み
悪戯っぽく冗談を言いながら時間を潰していた。
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