タガログ語向上委員会2「フィリピーナ ルビーの復活」   【フィリピーナにハマってからフィリピン旅行まで】 タガログ語向上委員会2【フィリピーナとフィリピン語で会話】
2ntブログ

タガログ語向上委員会2【フィリピーナとフィリピン語で会話】

タガログ語会話 タガログ語で挨拶 フィリピーナ・フィリピーノを口説く フィリピン旅行をするのに便利なセンテンスをご紹介

スポンサーサイト

スポンサー広告 ] --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | トラックバック(*) | コメント(*) | 先頭 | TOP


「フィリピーナ ルビーの復活」   【フィリピーナにハマってからフィリピン旅行まで】

【PPのフィリピーナとフィリピン旅行記】 ] 2007/10/11(木)

PP_story


 月が変わっても相変わらず仕事の合間に
フィリピンパブのステージドアへ行く日々が続いていたある日・・・
客待ちをしている駅のロータリーにいる時
胸のポケットに入れているPHSが鳴った。
PHSは時速40キロ以上で走行した時に
ブツブツ切れると言うこともあって
1月の終わりからNTTドコモの携帯電話を使っている南野は

「へぇ、珍しいこともあるもんだなぁ。かなり前に電話番号を教えた客だろうか?
でも、ここから出るにはまだまだ相当時間がかかりそうだ」
なんて考えながらPHSを取り出し、通話を開始するボタンを押す。
「はい、南野です。どちら様ですか?」
客だと思っている南野は丁寧に応対する。

「ワタシハ ダァレ?」
フィリピーナの声、その声の主はまさか・・・とは思うが
「思い出せないんだったら病院へ行け」と突っぱねる。

「ツメタイナー! ルビーデショ! ワカラナイカ!!??」
怒り始めたルビーに
「冷たいだぁ? 3ヶ月近くも電話もしないくせに良く言うよ」
と呆れた声で反応する。

「イマ デンワ シテルデショ! ツメタイジャナイ!
ソレニ ニュウインシテル!! ミンナ ハナシ スル!
オミマイ オネガイシマス!!」

 入院していた・・・ その言葉に少なからず衝撃を覚えた南野は
病院の名前を聞こうとしたが
「ワタシ ワカラナイ イモウト ワカルダカラ オシエテモラッテ」との説明を受ける。

 一旦電話を切り、妹のクレアに電話をかけて病院の名前を聞くのと同時に
何故ルビーが名古屋に言ったなんてウソを言ったのかを尋ねてみた。
 「アナタ ファミリージャナイデショ ダカラ オシエナカッタ」
「まぁ、そうだけどねぇ・・・ でも教えてくれてありがとう。明日にでも病院に行ってみるよ」
電話を切り、客を乗せる為にタクシー乗り場に並ぶと
客を乗せて近くにある団地へと走って行った。

 翌日は患者搬送のバイトが入っており、夕方まで会社に拘束されていた。
事務所を出たのが17:00。南野はインテグラに乗り込んで
少しでも時間を短縮する為に短区間の有料道路を利用し
県道沿いのとある大きな病院に着いた。

 ここは4日前に患者搬送の仕事をしに来た病院である。
シンと静まり返っている外来に入って行き、受付でルビーの妹の名前を告げて
入院している病室の場所を尋ねた。

 実はルビーはオーバースティ(不法残留)をしている状態であった。
「しっかりとビザの更新をしていればこんなことにはならないのになぁ」
等と色々考えながら、そう言う状態であるので
日本に正式に入国して医療保険が使える妹の名前で
入院をしていると言う説明はすんなりと納得出来た。

 革靴のコツコツと言う音が建物の中に響く、電話があるまでの期間
ステージドアでお気に入りのフィリピーナが出来たことが
南野の気持ちを少し沈めている。

建物の中央にあるエレベーターに乗り込んで3階へと移動し
エレベーターを降りるとそこにルビーがいた。
「キョーヘー!!」抱きついて来たルビーを受け止めると
「アイタカッタァ~!」と泣き出した。

 「まさか、入院していたなんて・・・ とりあえずコレを置きに病室に行こう。」
と持っている花束をルビーに見せた。
花束を持って歩くのが気恥ずかしい南野はルビーに花束を渡す。

 病室に着くと、ルビーのベッドも含めて4台のベッドがあり
高齢の婦人たちがベッドの上でくつろいでいたが
病室に入っていった南野に視線が集まる。

それを気にも留めないでルビーのベッドまで移動すると「
カビンニ ミズ オネガイシマス」と差し出された花瓶を受け取って
水道の場所を探して花瓶に水を汲んでくる。

 「お兄ちゃんはフィリピンの人でしょ? 日本は長いの?」
と隣のベッドにいる婦人が声をかけて来た。
「このババァ ボケてんのか?」とも思ったが
「ソウデスヨ~ ニホンニ 20ネンイマスカラ」と冗談で言ってみる。

すると「そうなの~。 だから日本語が上手なのねぇ」と頷いている。
「おいおい。納得するなよ」と呆れながら、長い時間病室にいるのも失礼なので
「ジャネ~♪ バイバイ♪」と手を振りながら病室を出る。

 「キョーヘー。ハナシアルヨ チョットキテ」
ロングコートを羽織って病室を出て来たルビーは
喫煙の出来るスペースに移動し、ベンチに座るように勧めた。

 ルビーの病名は「結核」であった。
この病院は国立の結核患者の隔離病棟がある病院であり
そのことを思い出した南野の表情は渋くなる。 
この時には既にルビーに対して怒りや罵ろうとする気は失せていた。

 「で、もう大丈夫なのか?」
「ウン。ダイジョウブ。コンドノ ニチヨウビ ウチニ カエルヨ」
「退院するのか?」
「ウウン、テストデ カエルダケ マタ ビョウインニ モドルヨ」

寂しそうな表情になったルビーに「大丈夫だよ。すぐに退院出来るさ」と
肩を抱きながら言う。
「ウン」と嬉しそうな表情のルビーが唇を重ねる。
長いキスの後、南野は病室に戻るルビーを見送ってから病院の中を歩く
「まさかこんなことになっていたとは・・・」と考えながら。



「マガンダなフィリピーナとタガログ語のプライベート・レッスン」

日本語がペラペラの素敵なフィリピン女性と、国際結婚できるお見合いライブチャット!

19:41 | トラックバック(*) | コメント(*) | 先頭 | TOP




| このページの先頭へ |

Special Thanks

監修:Mr.KUPIDO

監修:Mrs.KUPIDO

バーチャル・フィリピン留学



フィリピン スナック

(神奈川県 相模原市)


カテゴリー

ブログ内検索

フィリピン語関連書籍等

タガログ語関連

フィリピン関連

格安航空券・ホテル

オススメサイト

フィリピン電話関係

フィリピン携帯に残高を送ったり、LBC BOXを送るならCELLPHONE.PH

フィリピン関係のサイトリンク

タガログ語向上委員会人気記事

アクセスランキング

携帯電話からもアクセス


Yahooで検索

Yahoo!検索

Yahoo 海外ニュース

カレンダー

04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

全ての記事を表示する

ご注意

当ブログで使用している画像は

使用許諾済みです

当ブログの画像・記事等の

無断転載は禁止させて頂きます

プロフィール

南野恭兵

Author:南野恭兵
Ikinagagalak kitang makilala!

南野恭兵です
フィリピーナ・フィリピン
タガログ語にハマって
11年になりました。
皆さんよろしくお願いします

ブロとも申請フォーム

ブログパーツ