何回か見舞いに来てくれた加藤と一緒にフィリピンパブへたまに行くようになった。
行く店は加藤が気に入っているフィリピーナの在籍している横浜にあった。
「僕、結婚しようと思うんだよね。
南野、悪いんだけど、フィリピンに一緒に来てくれない?」
若い頃に事故をした後遺症で車椅子で生活している加藤が南野にポツリと言う。
「あぁ、別にいいけど・・・ 俺、そんなに金を持ってる訳じゃ・・・」
「大丈夫だよ。心配しなくてさ」
「どうして?」
「南野には仲人をお願いしようと思っていたから
そのお礼としてアゴアシ、それにマクラも僕が払うからさ」
「なんか、悪いじゃん・・・」
「いいんだよ。いつも世話になっているからね」
そんなやり取りがあって急遽フィリピンへの渡航が決定した。
1回は行ってみたいと考えていたフィリピンへ・・・
パスポートの発給を受け、航空券を予約しながら
2週間のフィリピン滞在に備えていたが・・・
一抹の不安が残っている。
それは「フィリピンって言うのは危ない国だ」と言うことを
何度も現地へ飛んでいる岡崎から何度も言われていたことである。
「やっぱり行く前に情報収集をしなければ・・・」
と言う思いから自宅から一番近い場所にあるマンガ喫茶に行って
インターネットでの情報検索をすることにした。
そこで、外務省のホームページにアクセスして
渡航危険情報をチェックしたり、フィリピン・フリークの集まる
ホームページにある「初心者のための渡比講座」等に目を通すことにした。
フィリピーナ専門ライブチャット♪エンジェルワールドフィリピン旅行に重宝する会話帳【タガログ語向上委員会2 TOP】