冷えている懐かしい味のスプライトを飲みながらマニラの風景を眺める。
うんざりするような渋滞であったが
なんとかマカティ市にあるメイの自宅へと到着すると
メイの母親や家族達が暖かく出迎えてくれた。
「Maano po(ごあいさつを)」
とメイの母親に声をかけ
差し出された右手を自分の額に当てる
フィリピン・スタイルの挨拶をしてから
「Ikinagagalak kitang makilala.
Siya ay kaibigan ko ni Shigeo Katoh.
Ako si Kyohei Minamino
(はじめまして、彼は私の友人の加藤滋雄で、私は南野恭兵です)」
とタガログ語で挨拶をした。
その光景を眺めていたメイの甥や姪達が
挨拶を終えてソファーに座っている南野の所へ寄って来た。
タガログ語を話す日本人が珍しいのであろう
メイが加藤から受け取った土産を家族に配っている間
南野は集まって来た子供たちに
「Kumusta ka?(元気?)」
と声をかけてみると
「Mabuti naman~!(とっても元気~!)」
と返事をしてからキャーキャーバタバタとはしゃぎ回っている。
その光景を眺めながら
自分が幼い頃に会った外国人への反応とは違う反応に少し複雑な思いがした。
ロハス大通り沿いにあるアロハホテルに移動する為に外に出てカローラに乗り込む。
アロハホテルに到着してチェックインを済ませると
結婚手続を代行すると言う業者と落ち合って
結婚に関する書類を作成し始める。
その手続の書類に興味があった南野は、その書面を横から眺めていたが・・・
ナカナカ思うように書類の作成が出来ない加藤の
代わりに署名以外の部分の全てを
代行業者から受ける説明を聞きながら記入することにした。
フィリピーナ専門ライブチャット♪エンジェルワールドフィリピン旅行に重宝する会話帳【タガログ語向上委員会2 TOP】