東南アジアの朝は早い。午前6時だというのにチャンネル7のニュースでは
エドゥーサ通りの渋滞の様子をライブでレポートしている。
TVを消し、最初しか湯が出ないシャワーを浴びてから洋服を身に着けると
部屋のドアの隙間から差し込まれたマニラ新聞を拾い上げ
それを持って部屋を出た。
エレベーターに乗り込んで下のフロアに行き
エントランスの両側にあるレストランのうち
モーニングビッフェをやっている右側のレストランに入る。
席を選んで着席するとすぐに
「Magnolia」と言うネームプレートを胸に着けた
ウェイトレスがやって来た。
うん、なかなかのマガンダ(美人)である。
「Ice tea Gusto ko(アイスティーが欲しいんだ)」
と、とりあえずアイスティーをオーダーしてマニラ新聞を広げる。
「やっぱりなんか物足りないよねぇ・・・」
と昨夜、食事が終わってからすぐにホテルに戻って
眠ることになったことを嘆く。
「ま、メイがいるんじゃねぇ・・・」
と苦笑しながらLARKを取り出して火を点けていると
マグノリアがアイスコーヒーを持ってやって来た。
「Salamat♪」(ありがとう)
と言いながら受け取ってそのまま口へとグラスを運ぶ。
やっぱりマガンダなフィリピーナのサービスを受けるのは心地いい。
「気持ちのいい朝を迎えられた。毎日がこうありたいものだ」
と思いながらテーブルを離れるマグノリアの背中から
新聞の活字に視線を落とす。
「なんだ、ここにいたんだ」
加藤とメイ、そしてメイの娘のメアリーがやって来た。
「あぁ、部屋でボ~ッとしててもしょうがないんで
ここで新聞でも読んでみようと思ってさ」
新聞を畳みながらそう言っていると、先程のマグノリアがやってきた。
メイは4人分のモーニングビッフェを注文する。
「キョウヘイ 卵 ドウスル?」
どうやら1人につき2個分のタマゴ料理を作ってくれるらしい。
「そうだな。じゃ、スクランブルにしてもらおう、それからトーストを3枚ほど」
メイがマグノリアに全員分のオーダーを告げる。
注文を受けたマグノリアが簡易ガスコンロまで移動すると
フライパンをそこに載せてスクランブルエッグを作り始めた。
「立ち振る舞いが絵になるフィリピーナだな・・・」
そんなことを考えながらマグノリアを見つめアイスティーを飲んでいると
「恭兵、どうしたの? 早くおいでよ」
料理が並んでいるところで加藤が手招きをしているのに応じ
テーブルを離れて移動し、皿を持って好きな料理を選ぶのだが・・・
「あまり火の通っていない物はダメだよな・・・」
と考えながら、良く火の通ったウインナーであるとかそういった類のモノを選んで
皿の上に乗せる。
最後にフレッシュマンゴージュースを選び
アメリカンスタイルの朝食にしてテーブルに戻って来る。
マグノリアが作ったスクランブルエッグが届けられ、
礼を言いながら受け取って食事を始める。
朝食を食べながら、今日は加藤が結婚式で着ることになっている
フィリピンの男性用の民族衣装バロンタガログを買いに行き
その後大使館へ書類を取りに行くと言う予定を聞いていたが
その後で
「今日は夕方から女の子が合流するからね」と
言うことをメイから聞いた。
聞けば、そのフィリピーナはタレントとして
日本に行った経験を持っているらしい。
「へぇ・・・ そうなんだ」
とお手軽な感想を述べながら
マンゴージュースを口に運んでいる南野に
「メイはナッシュにその子を紹介する気らしいよ」
と加藤が耳打ちをした。
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