「そうなんだ。じゃ、出発の時間になったら教えてくれよ」
そう告げて自分の部屋へと戻る。
その日は加藤とメイの買い物に付き合うためにマカティにある
アヤラコマーシャルセンターに移動した。
「これじゃあ、ずっと介護をしているみたいじゃん」
そんなことを考えながら同行している。
夕方までアチコチを連れ回され、いい加減にイライラしているところに
日本にあるフィリピンパブでダンサーとして働いていた
マイカと言うフィリピーナを紹介された。
「タイプじゃねぇ・・・」
心底ガッカリした南野は、メイが以前働いていたと言う
マカティにあるカラオケボックスへと移動して
みんなで歌って遊ぶことにしたのであるが・・・
「ちっとも楽しくない」
そんな南野の表情を見たのか メイが
「オンナ ヨブカ?」
と声をかけて来た。
「別に、要らないよ」
「ダイジョウブ コッチ オイデ」
メイは南野の手を引いて
店の奥にある薄暗いスペースへと連れて行く
「ドノ ババエ(女)ガ タイプ?」
「だから、別にいいって言ってるじゃん」
「キョウヘイ タノシクナイ デショ?」
「なんで?」
「イカウ パルパロダカラ」
「おいおい・・・」
メイに促されるまま、向こうからは見えなくて
こちらからは向こうの様子を見ることが出来る
マジックミラー越しに中を見てみると・・・
「フィリピーナが3人しかいない」
「もう、みんな指名してカラオケルームの中にいるんだろうな」
と思いながら、現地系のフィリピーナではなく
中国系のフィリピーナを指名することにして
加藤達がいる部屋に戻った。
「Sige. Kumain ka na」(さぁ、食べて)
南野が指名したフィリピーナが部屋の中に入って来て
お互いに自己紹介をした後、テーブルに所狭しと並んでいる
フードを食べるように勧めた。
「Hapon ako. Ano sa palagay mo ang Hapon?」
(僕は日本人です。 日本についてどう思う?)
そんな質問を指名したフィリピーナに投げかけてみた
「Ayaw ko」(嫌いです)
そのやり取りで一気につまらなくなった。
素直っちゃぁ素直なのだが・・・
「もうちっと仕事をして貰えないもんかねぇ?」
そんな思いをしながら南野は指名した
フィリピーナが退屈しないように
スグに話題を切り替え、話題を提供していた。
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