[ 【フィリピンパブとフィリピーナと私】 ] 2007/11/20(火)
日本語がペラペラの素敵なフィリピン女性と、国際結婚できるお見合いライブチャット!
「タレントとしての日本の興行ビザの発給を
受けることが難しくなる」と言う噂が
フィリピーナはもちろん
フィリピン好きの日本人男性の間でも
囁かれるようになった頃
フィリピンパブの「レジェンド」に在籍しているアヤが
『帰国する日が来なければいいのに』と考えていても
その日はゆっくりと、しかも確実に近づいて来ている。
コーヒーショップでコーヒーやアイス・チョコラテを飲みながらの
早朝デートも既に決まりごとのようになっていて
南野と並ぶように座ったアヤが
自分の足を南野の足に絡ませながら
一緒に注文したサンドウィッチを食べたり
ココアの中に生クリームが入った
アイス・チョコラテを飲んでいる。
そんなある日・・・ いつも通りアヤからの電話で
フィリピーナ達が生活しているアパートまで
アヤをピックアップしに行ってみると
深刻な顔をしてドアを開けて外に出て来たアヤを
車に乗せて、いつものコーヒーショップへ行こうと
アクセルを踏み込むと
「キョーヘー・・・」
「ん? どうした?」
「アコ(私)・・・」
「うん」
「ランナウェイ シタイ」
アヤは滞在日数が短くなるにつれて
次のビザの発給がされないのではないか?
もし、発給されることがあっても
発給までに非常に長くなるのではないか?
と、言うことを心配していると打ち明けた。
「だからランナウェイしたいのか?
そんなことをしたら、お前はず~っと
フィリピンには帰れない。
帰る時にはイミグレーション(出入国管理局)
のお世話になって帰るんだ」
「キョーヘー ランナウェイ イッショ スル!」
切迫していて懇願するような目つきをしながら
南野にしがみついてきたアヤに
「バ~カ、捕まるまでずっとコソコソ隠れて生活するのか?
俺はそんな生活をするのは絶対に嫌だね」
きっぱりと断った南野に向かって
「キョーヘー アイ ナイカ?!
アコト キョーヘー コイビト ディバ!(でしょう!)」
「恋人だから止めてんだ」
「イカウ ヤサシクナイ!!」
「優しいとか冷たいとかの問題じゃないだろ
今日のコーヒータイムはキャンセルだ。
ベッドの中で落ち着いて考えてみろ」
前後を確認してからすぐに車をUターンさせた南野は
アヤの平手打ちを受けながらアパートの前に到着すると
アヤに車から降りるように促す。
「Putang ina mo!!」(大バカ野郎!!)
アヤはそう叫んでから車を降り、ドアを渾身の力を込めて
閉めると、泣きながらアパートの中に入って行った。
それからしばらくはアヤからの電話にも出なかった。
恐らく在籍しているプロモーターや
フィリピンパブから逃げ出したいと言うことしか
話さないと判断したからである。
それから数日が経って・・・
「南野さん。今日は休んでいいですよ」
運転代行の代表をしている佐伯雅文から
突然の休みを言われた南野は
とりあえず、運転代行の事務所を出ることにした。
「いきなり休んでもいいって言われてもなぁ・・・」
時間の潰し方を考えていた南野は
アヤの様子も気になっていたので
繁華街にある「レジェンド」に行ってみることにした。
すると・・・
入居しているビルの前で呼び込みをしていた
フィリピンパブ「レジェンド」の店長が
「あ、すいません。アヤは問題があって
フィリピンに緊急帰国しました」
と、申し訳なさそうに南野に伝える。
「そうですか・・・ 僕は何も聞いてなかったから」
事情を全く知らない振りをして店長と会話を交わす。
「アヤが居ないんじゃ、今日は遠慮しておきます」
店に入る前にアヤのことを知った南野は
そう店長に伝えると
「いい子が入ったらお知らせしますよ。またよろしくお願いします」
苦笑をしながら挨拶をした店長に
「そうですね。その時にはよろしくです」
と言いながら、軽く会釈をした南野は
「他の客と逃げたのか?」
「それとも未遂に終わったのか?」
等と色々考えながら車に戻り
他のフィリピンパブで遊ぶ気も
起こらなくなったので、自宅に車のノーズを向けて
アクセルを踏み込んだ。
口説くってタガログ語上達の近道?1000人以上のフィリピーナを口説きまくれ