タガログ語向上委員会2【PPのフィリピーナとフィリピン旅行記】 タガログ語向上委員会2【フィリピーナとフィリピン語で会話】
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タガログ語向上委員会2【フィリピーナとフィリピン語で会話】

タガログ語会話 タガログ語で挨拶 フィリピーナ・フィリピーノを口説く フィリピン旅行をするのに便利なセンテンスをご紹介

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「フィリピーナからの電話って・・・」  【フィリピーナにハマってからフィリピン旅行まで】

【PPのフィリピーナとフィリピン旅行記】 ] 2007/10/06(土)

PP_story


 翌日、ルビーから電話がかかって来た。
「昨夜はありがとう。とっても楽しかったよ」
と言う台詞から始まった電話のやり取りで終わるはずだったのが

1日に3回、毎日かかって来るようになった。
そんなある日・・・ 会社の駐車場に1人でいた時に
PHSにルビーから電話がかかって来た。

一通りの挨拶が終わった後で
「何の用事があって電話をしてくるんだ?」
と尋ねてみる。

「アナタ シゴト イソガシイダカラ アエナイデショ?
ダカラ コエダケ キキタイ。 デンワ ダメカ?」
その言葉を聞いて・・・
「そうだよなぁ。俺もルビーには会いたいけど
バイトもあるから店にナカナカ行けないな」

タクシーの運転手の他に、病院と病院の間、病院と自宅の間の移動手段として
患者の搬送のアルバイトをしている南野は
1週間の殆どの時間を仕事に費やしていたのだ。

「アナタモ アイタイッテ オモウカ?」
意外そうなトーンの声が受話器から聞こえる。
「あぁ、思ってる。 ルビーは俺のタイプだからな」
「ホントカ?! ウレシイ!!」

もの凄く嬉しそうな声ではしゃいでいるルビーの声を聞いて嬉しくなった南野は
「I Love you」と言う言葉を初めて口に出した。
「I love you too! Muuuaaahhh! Muuuaaahhh!! Muuuaaaahhhh!!!」
キスの音が受話器を通して聞こえる。
三流のラブストーリーの中でありそうなシーンに苦笑していると

「ナンデ アナタ キス シナイ!!」
とルビーは怒っている。
「タイミングがわからなかったんだよ。
こういうのをするのは初めてだからな。 I Love you CHU!」
営業車に乗り込んでから通話口に口を寄せて音を出したが
非常に恥ずかしい気がする。

キーを回してエンジンをかけ1人で照れ笑いをしながら
客待ちをしている駅へと向かって走り出した。
 「毎月の27日がタクシー会社の給料日。で・・・
月末が患者搬送のアルバイトの給料日・・・
やっぱり今度の給料が出たら一回は店に行ってあげないといけないよなぁ・・・」

そう考えながら営業車を運転している。
タクシーの無線センターからの呼び出しに応じ
会社の近くにある大きな団地の中へ入って行き
指定された番号の棟に到着して待っていると
一人の初老の婦人が階段を降りてきた。

「どうぞ。どちらまでですか?」
営業車を停車してレバーを操作して後部座席ドアを開ける。
「東京の世田谷区までお願いできますか?」
「ありがとうございます。首都高速の渋谷線を使ってもよろしいですか?」
「えぇ、なるべく早く着けるようにお願いします」
そんなやり取りの後、今日の売上が順調に伸びることになったことを喜びながら
営業車のアクセルを踏み込んだ。



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「フィリピンパブへ初めて1人で行ってみた」   【フィリピーナにハマってからフィリピン旅行まで】

【PPのフィリピーナとフィリピン旅行記】 ] 2007/10/06(土)

PP_story


 2箇所から給料を手にした週末の23:20。
南野は自室を出て階段を降り、玄関の扉を開けて外に出る。
「うへぇ、寒くなってきたな・・・ それにしても雨かよ・・・」
恨めしそうに空を見上げながらブルゾンのジッパーを上の方まで上げ
裏庭に作った駐車場へと移動する。

 自分のインテグラが駐車場の奥にあることもあって
いつもは母親が使っている日産のローレル・メダリストに乗ってエンジンをかけた。
「このまま行くか」とゆっくりとローレルを発進させて駐車場を出る。
LARKを吸いながら少しスピードを上げ、この時間なら10分で着けるであろう
繁華街の中心部へと向かった。

 「うへぇ! 混んでいる!!」 
ドアを開けた瞬間、人でごった返している店内を見てすぐにドアを閉める。
そう、この週末は公務員、そして一般企業もボーナスが支給された週末なのであった。

「これじゃぁ、入れないな」 と諦めて帰ろうとした時・・・
 「1人なら入れるよ! 大丈夫だよ! カウンターでいい? で・・・ 指名は誰?」
ドアが開き、店のカウンターでグラスを拭いていたフィリピーノが声をかけて来た。

「カウンターでもいいか・・・」
と思いながら店の中に入りルビーを指名し
「今日は車で来ているからソフトドリンクで」
とカウンターにいるフィリピーノのスタッフに声をかけた。

 「キョーヘ~~~!アイタカッタ~~!
キテクレテ アリガト~~~!!」
もの凄く嬉しそうなルビーが南野のところにやって来て抱きついた。
そして南野の隣の椅子に腰をかけて、話を始めた。

 ルビーはどれだけ会いたかったかを説明する。
それに今月は24日にあるクリスマスイベントの為に
ダンスの練習を始める事になったと話した。

「そっかぁ。それは大変だねぇ・・・」
「ワタシ ダンススルヨ ミタイデショ?
イベント タノシイダカラ キョーヘーモ オイデ」
「うん、それは見たいよねぇ。 でも、24日は仕事だ・・・」
「コイビトダッタラ クル アタリマエデショ? アコ(私) チケット キープ スルカラ」
「そうだねぇ。まぁ、仕事の間にちょっと寄るぐらいは出来ると思うよ。
で、チケットって幾らなの?」
「1マンエン」
「そっか、わかったよ」

そんなやり取りをしていると・・・
「マエノ ヤクソク オボエテル?」
「確か、店が終わったらレストランに行くって事だったな」
「ウン ダカラ オミセ オワッタラ ソトデ マッテテ」
「わかった。じゃぁ、コンビニエンスストアの前で待っているよ」
 時計を見ると閉店時間の午前2:00が近いことがわかった。
駐車場に向かう為にチェックをすることにする。


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「フィリピーナと二人っきりのアフターデート」  【フィリピーナにハマってからフィリピン旅行まで】

【PPのフィリピーナとフィリピン旅行記】 ] 2007/10/07(日)

PP_story


「1万1000円ネ」
店のママが金額を書いた伝票を持って来た。
頭の中でざっと計算してから財布を取り出して言われた料金を支払う。

 「マッテテネ~!」とハグをしてキスをして来たルビーを受け止めてから階段を降り
外に出ると小雨だった雨が本格的な雨になっていることに溜息をつきながら
ローレルを停めた駐車場へと歩いて行った。

 「この雨には参ったな・・・ 車の外に出て待っていてもしょうがないな」
と考えながらアイドリングをさせたままの状態にしている
ローレルのドライバーズシートに座りながらLARKを咥えると
ジッポーのオイルライターで火を着けた。

 「そういやぁ、この時間にやっているレストランって
ファミリーレストランしか知らないな・・・ どうするか」
その頃にはフィリピンレストランと言うモノがあるなんて
存在すら知らなかった南野は窓から出て行く煙を眺めながら考え始めた。

 「オイデェ! オニイサン イエ オシエルカラ」
ルビーが交差点の先にある白いマークⅡの前に立って手招きをする。
ドアを開けてマークⅡへ小走りで行くと・・・
そこには強面でガタイのいい男が運転席に座っている。

 「どうも、南野です。はじめまして」
マークⅡの窓越しに挨拶をする。
「これからルビーと食事に行くんだってね。で・・・
コカコーラの工場がある場所は知っているかい?」
ルビーの義兄と紹介された男が穏やかに話をすることに少しホッとしている。

 「クヤ ダイジョブダヨ キョーヘーハ プロフェッショナル ドライバーダカラ」
ルビーが横から口を挟む。
「ルビーは黙っていなさい。 で、知っているのかな?」
嗜めるようにルビーに言った男に
「えぇ、知っていますよ。それで・・・ そこからどう行けばいいんです?」

心の中では「そこから複雑な経路を通るのだったらどうしよう?」等と考えている。
「こっちの方から行って・・・ 交差点を右折してくれれば
後はルビーが説明出来るよ」
にこやかに言った男を安堵の表情になった南野が
「そうですか、それなら大丈夫ですね。では、ちょっと行ってきます」
と言葉を発しルビーと一緒に歩き出す。
ルビーは南野の腕に自分の腕を巻きつけながら嬉しそうに歩いていた。

 「結局、ここか・・・」
国道沿いにある24時間営業のファミリーレストラン。
ルビーと南野はコーヒーを前にして話を始めた。
「ん? コーヒーだけでいいのか?」
「ウン、オナカ スイテナイダカラ」
恥ずかしそうに微笑むルビーを見ながら
「だったらレストランなんか来るって何で言うんだよ」
と思い、少々呆れている。

自分の妹が結婚して日本に住んでいることは聞いたが
あまり話をしていない状況に不安を覚えながら「そろそろ帰ろうか」と声をかける。
それに同意したルビーをローレルに乗せ、教えてもらったランドマークを目指した。

 ナビゲーションをしていたルビーのアパートに到着する。
少し高台にあるアパート下にアパートの駐車場があり、そこにローレルを停める。
「アリガト タノシカッタヨ」
とルビーは顔を寄せて来た。
「オヤスミのキスだな」と思いながら南野がルビーの肩に手を回す。

 「ンッ・・・・」
ルビーの吐息が漏れる。顔の角度を変えながら
唇を重ねている南野の口の中に
柔らかなルビーの舌が差し入れられて来た。

5分は続いたであろうか、長いディープキスの後
ルビーは自分で助手席のドアを開け「オヤスミ」と投げキスをしてから
アパートへと続く階段を登って行った。

 ついさっきまで沈みがちだった雰囲気が一気に解消されたような気分になって
軽快に自宅へと向けてローレルを走らせていた・・・・


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「突然、連絡が来なくなったフィリピーナ」   【フィリピーナにハマってからフィリピン旅行まで】

【PPのフィリピーナとフィリピン旅行記】 ] 2007/10/07(日)

PP_story


 が、その日から3日後にルビーからの電話がパッタリと止んだ。
自宅へ電話をしても「今は外出中」との理由で取り次いで貰えない。
1日に3回のコールが無くなったことが南野には信じられなかった。

 「俺、何か悪いことでもした? それともあのアフターがまずかったのかねぇ?」
等と思案をするが、思い当たるフシもない。
「ま、クリスマスもあるし・・・ その頃には連絡が取れるだろう」
と思っていたが・・・ ある日ルビーの自宅へ電話をしてみると

「ルビー ナゴヤニイッタ ニューイヤー オワラナイト カエラナイヨ」
と教えられたのは、ルビーの家に電話をかけた時であった。
 「名古屋ぁ?! そう言えば正月には4日まで
名古屋に行くって言っていたな。で、1月4日に帰って来るのか?」
「ウン ソウダヨ」

「じゃ、その頃に電話をしても構わないかな? それから・・・
ルビーに電話が欲しいって伝えてくれないか」
「オォ。キョウヘイハ アテ(お姉さん)ノ コイビトダカラ チャント イウスル」
「頼んだぜ」

 電話を切ってから首をかしげ大きく深呼吸する。
「本当にあのLove youとキスは一体何だったのだろうか・・・・」と
((*´・ノω・) ホラ、そこの人! お仕事とか言わない!!)

 時間は流れ・・・ 街はイルミネーションで飾られ、クリスマスソングが流れている。
クリスマスイブはトナカイとなって子供達へのプレゼントを抱えた
パパ・サンタを乗せて駅から自宅へと送り届ける仕事をして過ごし
年が押し迫ってくると、忘年会をこなして来たサラリーマンをタクシーに乗せ
明け番には年末年始を自宅で過ごそうとする患者を
自宅へと搬送する業務に追われていた。

 29日の乗務は、仕事納めが終わり
朝夕にタクシーで駅まで向かう乗客が激減し
待機している時間が多くなった。

2時間駅で待って1回客が乗る。そんな状態が続いていたのである。
 「チッ、こんな状態じゃ休んじまった方がいいぜ!」
と乗務員仲間で話をしていた南野であったが
タクシーを利用する時に個人的に呼んでもらう為
名刺を配っていた客から呼び出され
海外で正月を迎える為に成田空港まで2回送り届けたこともあって
翌日の患者搬送のアルバイトに備えて少し早めに仕事を終えることにする。


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「イライラしっぱなしの年末年始」  【フィリピーナにハマってからフィリピン旅行まで】

【PPのフィリピーナとフィリピン旅行記】 ] 2007/10/08(月)

PP_story


大晦日を迎えた。
世間は翌日の元旦に向けて準備をする為に買い物に走り回り
大きな買い物袋を抱えて自宅まで移動する為に
タクシーに乗り込んでくる近場の客を乗せることが多かった。

 20:00を過ぎるとパッタリとタクシーが動かなくなった。
帰省して首都圏の人口が激減していること、自宅でのんびり過ごす時間帯であること
そして、若者も自家用車で仲間たちとどこかに遊びに行っているであろうこともあって
駅前であっても人通りがどんどん少なくなってきた。

南野が近くにある団地に客を送り届け
再びタクシー乗り場に営業車をつけたのは23:10ぐらいであった。
2人の20代と思われる男女がタクシーに乗り込んで来る。
恐らく近くにある住宅街に帰るのであろうと思いながら
「どちらまでですか?」と尋ねた。

「すいません。東京ディズニーランドへお願いします」
意外な行き先に驚きながらも料金メーターを操作して営業車を発進させた。
 「あの・・・ ちょっと急いで貰えますか?」との言葉に
「あ!ディズニーランドのカウントダウンに間に合いたいんだね?!」
そう言い、高速道路の利用の許可を得てからアクセルを踏み込んだ。

 リュック・ベッソン監督の映画「TAXI」のように
フル・チューンのプジョー406が欲しいとは思うが、そんなことは出来ない。(苦笑)
「全く・・・ もっと早く走れないのかねぇ?」
アクセルをベタ踏みにしても時速130キロしか出ないLPGで走る
営業車を運転している南野がルームミラーで後部座席を見ると
間に合うかどうかハラハラしている男と、腕を組んでむくれている女の子の姿が見えた。

 「この大晦日にデートしている男と、仕事中の俺・・・。
チッ、なんかつまらんな ゆっくり走ってやろうか?」
とアクセル・ペタルを戻しそうになるが
気を取り直して首都高速湾岸線に突入してひとつ先にある浦安ランプを出る。

ディズニーランドの側を走っている国道357号線は
右側車線が大渋滞をしている。
「東京ディズニーランドはこっち→♪」
との案内看板を見た女の子が
「あぁ!! これじゃぁ間に合わない!! どうしてくれるのよっ!!」
と叫びながら男に詰め寄っている。

 「ディズニーランドと舞浜駅の間に着けばいいでしょ? 任せてもらえる?」
と後ろを見ずに声を出した南野に
「お願いします!」と懇願した男の許可を得て
高速を降りてすぐに空いている左側車線を走り出した。

 「じゃ、ここでいいのかな?」とハザードランプを点滅させながら
東京ディズニーランドの入口と舞浜駅の間に停車する。
「電車で来るより早かったです。ありがとう! オツリはいいですから!!」
と1万円札2枚を南野に渡してラバーズは降りて行ったのだが
現在では入口の位置が変わってこの方法は使えない。

 「ふぅ・・・ ルビーとココに来る予定にしていたんだけどなぁ・・・」
溜息をつきながら地元の駅へと戻ろうと営業車を発進させる。
ふと、気まぐれにいつもは聞いていないラジオのスイッチを入れた。
ラジオでは永平寺と紹介された除夜の鐘がスピーカーから響いて来た。

 「あけましておめでとうございます」
0時ちょうどに男性アナウンサーの声が聞こえる。
「何がめでたいんだよっ! チキショウ!! ざけんじゃね~よっ!!」
ステアリングを“ドンッ”と叩きながら叫ぶ。
新年になったからと言って南野のイライラが解消される訳ではなかった。

 混雑している国道357線を嫌って国道14号線に移動しようと
浦安駅近くで信号待ちをしていると、歩道にいたサラリーマン風の男性が
停車している営業車のリアドアのガラスを叩いているので
レバーを操作してドアを開ける。

「運転手さん鴨川市まで行ってくれない?
千葉から先に行く電車がもうないんだよ 元旦の今日ぐらいはやっぱり帰らないとね」
苦笑しながら行き先を告げて来た男性の口からビールの匂いがプンプンする。

「えぇ、知っていますよ。安房鴨川の駅でよろしいんですか?」
と目印を推察しながら尋ねると
「えっと、鴨川駅から東條病院に向かって欲しいんだけど・・・」
「はい。わかりました」

「え?! こんな田舎なのに分かるのかい?」
 「えぇ、鴨川の隣に私の母の実家がありますから。そうですねぇ
では鴨川駅を過ぎたところで声をかけますから、それまで休んでいて下さい」
と説明をしながら営業車を走らせる。

 「途中の道順を説明しないでいいのは助かるねぇ。じゃ、遠慮なく」
後部座席で腕組みをしたスーツを着たサラリーマン風の男性は
5分もしないうちにいびきをかきながら熟睡してしまった。

 1時間50分後、南野が運転する営業車は
JR外房線と内房線の終着駅である安房鴨川駅を通過した。
「お客さん。安房鴨川駅を過ぎましたよ」
と声をかけて乗客の男性を起こし
自宅までの細かい道案内をしてもらうことにした。

 JRの線路から見て山手にある地域に入ると
田舎独特の細い入り組んだ路地の多い道路を進んで行った先で道案内は終わった。
「じゃ、ここでいいよ。で、さっき入って来たところを反対に出て
左に行くとT字路に突き当たるからそこを左に、それをまっすぐ行った先を
右に行けば、さっき通ってきた鴨川有料道路に出るからね。で、料金は?」

「有料道路の通行料金を入れて42580円です」
「じゃ、この4万5000円で、ツリはいいから・・・
そうそう、それからこれはお年玉ね。どうもありがとう」
封筒から現金を取り出してドアをレバーを操作して開けた南野に渡す。

「お年玉まで? すいません ありがとうございます」
受け取った現金をあまり確認せずに一瞥しただけで
ワイシャツのポケットの中に入れ、車を降りた乗客を確認してからドアを閉め
教えられた通りのルートを頭の中で何回も思い出しながら
鴨川有料道路の方へ向かって営業車を走らせる。

 いつものガソリンスタンドで洗車をしてから
殆どの営業車が戻っている会社の駐車場に午前4:30に戻って来た南野は
料金メーターのボタンを押し、表示されている数値をボールペンで日報に記入し
、計算機を取り出して売上金額を算出する。

 「あれ? 4万5000円多い? チップが1万2420円だから・・・
あの小父さん、3万もお年玉をくれたのか?
これってみんなピン札(シワのないおろしたての紙幣)だから
くっついて分からなかったのか?しかしまぁ、こんなに多額じゃ・・・
今から返しに行くって言ってもなぁ、どの辺りの家だったか忘れたし・・・
領収書も渡してない。ま、いいか」

 チップの分を除いた金を納金袋の中に日報と
時間の経過と共に営業車の速度を記録する
タコグラフの記録用紙を一緒に入れて
いつもの納金場所に入れて事務所を出た。

 ルビーが名古屋にいると聞いていることもあって
「仕事を休んで名古屋に!!」
と言う考えが何度も何度も頭を過ぎりながら
イライラしたり、何もする気もない正月が過ぎ・・・ 1月5日を迎えた。

 午後になってからPHSに登録してある
ルビーの自宅の電話番号を呼び出して発信ボタンを押すと
数回の呼び出し音の後ルビーの妹のクレアが出て
正月の挨拶の後でルビーを呼んでもらうように頼んだ。

「マダ ナゴヤニイルヨ。ナツマデ カエッテコナイ」
との返事にイライラが頂点に達した南野は
「もういい。 ありがとう」と言いながら電話を切り
持っているPHSを床に叩きつけようとしたが
「客から電話がかかって来る電話。壊せない、壊せない」
と自分を抑えながらベッドに倒れこむように横になると
大きく深呼吸をしながら気持ちを抑え込みながら・・・ 眠ってしまった。


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