[ ニュース・コラム・ご挨拶 ] 2007/11/27(火)
フィリピンのセブ島南端にあるリゾート地
リロアンでは数年前から生活廃水による
水質汚濁が原因と見られる健康被害の報告が出ている。
この地域では、マーケットや沿岸地域世帯の
トイレ・下水溝から出る汚水が直接、海に流れているのだ。
リロアン町のMaria Sevilla前市長は早急な廃水処理対策を講じるべきだとし
アジア開発銀行(Asian Development Bank: AsDB)からの
資金援助を受けて廃水処理施設を整備するよう求めてきた。
この施設で利用される技術は
廃水タンクに取り付けられた(微生物の付着した)円盤を回転させることで
廃液を分解するもので、ヨーロッパではすでに採用されている処理方法である。
しかも、設置・操作の費用についても比較的安価で済むため
多くの専門家からも支持を得ている。
『Liloan Community Multipurpose Cooperative(LCMPC)』のMarlyn Icot氏は
この廃水処理システムを維持させるための資金の捻出方法を提案。
「マーケットのトイレ利用料を徴収すれば、1ヶ月で約9,000ペソ(204ドル)が徴収できる」
と述べ、さらに地元政府からの財政援助も要求した。
LCMPCの副議長、Romulo Jugalbot氏は
「公衆トイレ利用料から得られる資金だけでは不十分だ。
我々は、他の地域からも資金を徴収できるような条例を制定するよう
政府に求めている」と語った。
このような声を受けて、今年10月にはリロアン町と
AsDBは2基目の廃水処理場の建設計画に合意している。
現在のDuke D Frasco市長は
「海への『汚水垂れ流し』状態が続けば、町の観光業にも大きな打撃を及ぼす」
と廃水浄化の必要性を認めた。セブ島の汚水問題について報告する。
ニュースソース:JanJan
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セブーのキレイな海に排水が流れ込んでしまうと言うのは
とても大変な問題だと思います。
アジア開発銀行からの資金援助はとっても大事なことですが
それに加えて、セブー現地に合わせた
日本からの汚水処理に関する技術支援などもしていければ
もっと効果が出てくるのではないかと思います。
記事中に「公衆トイレの利用料金を活用して」とありますが
セブーの海をキレイにするためだったら
「観光客が落とすお金に対する税金も使って欲しい」
って思います。
「フィリピンの海をキレイに保ち、素晴らしい風景を残すため」
だったら、欧米と同じように環境問題に対して
真摯に取り組んでいる日本人は
喜んでその税金を払うのではないでしょうか?
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