業界最大フィリピーナ専門1435254.com出会った頃の気持ちにも戻り
「一緒に住んじゃおうか・・・ そしてその先には・・・」
と考えるようになったのは自然な流れかもしれない。
そんなある日・・・
朝のコミニュケーションを終えてルビーが
シャワーを浴びにバスルームへと行った。
その時・・・ 携帯電話が着信音を奏でる。
時刻は午前7時。手にとってディスプレイを見ると
ステージドアのダーマの名前が表示されている。
「こんな時に・・・ ヤバイな・・・」
と思いながらも開始ボタンを押して応対する。
「はい、南野です」
「モシモシ ダーマ デスケド・・・ イマ ドコナノ?」
「ん? 仕事が終わって・・・ 部屋にいるけど?」
「ソウ・・・ オミセコナイネェ・・・ アコノコト キライニナッタカ?」
「まさか! で、でもあなたがこんな時間に
電話をくれるなんて珍しいねぇ・・・」
「キョウ トウキョウニ イク。 オオテマチッテ トコロダヨ」
「Immigration(出入国管理局)か?」
「ヨク ワカッテルナァ~ ビザヲ モラッテクルヨ」
「へぇ・・・ こんなに朝早く大変だな。一緒にいってやろうか?」
「ダイジョウブダヨ ヨル オミセニ キマスカ?」
「あぁ、そうだね。大丈夫だよ。じゃ、気をつけて行って来なさい」
「ハ~イ♪ ダーリン♪ アイシテル~♪」
と言う会話を交わして電話は切れた。げに女のカンは恐ろしい・・・
ルビーを追いかけるようにバスルームに入って
一緒にシャワーを浴びて出て来ると
スーツを身に着けて一緒にホテルの部屋を出て行った。
そんな一件があった次のデートの時・・・
南野に腕枕をされたルビーが意外な事を言い出した。
「ワタシ マニラニ コドモ イル」
「そうなのか・・・ 日本人との子供か?」
動揺を隠しながらサイドテーブルの上にあるLARKに手を伸ばした。
「チガウ。フィリピーノダヨ。 ケッコンシテタ・・・」
「俺と同じ年齢なんだから結婚ぐらいしていてもおかしくはない。
それじゃぁ、子供を日本に呼んで一緒に暮らせばいいじゃないか」
「ソノキモチ ウレシイ デモ ケッコン デキナイヨ」
「はぁ? どうして?」
「Asawa(夫)ガイル・・・」
「なんてこったい! Separate(離婚)してないのか?」
「ウン」
「うん、じゃねーよ」
と言いながら『遊びだったのか・・・』と言う思いと
『不倫だけはしたくない』と言う自分思いが
複雑に入り混じった状態のまま
ベッドを離れてバスルームへシャワーを浴びに行った。
ドレッサーの前でブラッシングをしているルビーに
「もう、逢うのは止めよう。Asawa(夫)とAnak(子供)に悪いだろ」
と言いながら洋服を着ていく
「ナンデ?! オコッテルカ?」
「違う、怒っている訳じゃない」
とルビーを連れてホテルを出て、車の中でどうしてそう思ったのかをルビーに話す。
どうやら彼女は南野の気持ちを少しは分かってくれたようだ。
「もう、これで最後なんだよな」
と考えている南野にキスの感触とコロンの香りを残して
ルビーはインテグラを降りて行った。
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