「あのさぁ、千葉にタレントの店があるんだけど行ってみる?」
岡崎に言われて「タレントって何?」と聞き返した南野に
「就労ビザでフィリピンから歌手とかダンサーで日本に入国している女の子のことだよ」
との説明を受けた。
「へぇ・・・ 面白そうですねぇ。
それにオーバースティの子じゃないってのはいいかもしれない」
二つ返事で行くことを承諾した南野は岡崎と一緒に
繁華街にある「マニラガーデン」と言うフィリピンパブへと行くことになった。
「イラッシャイマセー!」とあの挨拶で出迎えられ
ボックスシートに案内をされると1人のフィリピーナが南野の隣に座った。
彼女はケイトリンと名乗り、お互いに自己紹介をしていると
ケイトリンはボホール島の出身であることが分かった。
3人で行くと料金が安くなると言うことで一緒に行くことになった
岡崎の友人にもフィリピーナがつき
フィリピーナの分のドリンクも注文してから乾杯する。
『フィリピーナの名前を書いたテプラを
ドリンクの入っているグラスに貼るなんて珍しいなぁ』
と思いながらタガログ語のセンテンスを混ぜながら
ケイトリンと話をしている。
「シメイ イイデスカ?」
席について30分が経過した頃、ケイトリンはそう尋ねてくる。
「ん? 指名って何?」
意味が分からない南野が尋ね
ケイトリンは『指名すればずっとここにいられるから』と言う説明をする。
「ケイトリンと話をしていると楽しいけど、まぁ、ちょっと待ってて」
と言いながら、水だけが入っているグラスを持って口に運ぶ。
ケイトリンは裏にアパートの電話番号と他のタレントが持っている
携帯電話の番号を書いた名刺を南野に渡して
他のテーブルへと移動してしまった。
後から来たタレントに南野のタイプはいなかったこともあり
次にマニラガーデンに行った時にケイトリンを指名した。
岡崎にタレントがどういう経緯で日本に来るのか
そしてフィリピンはどういう国であるのかと言うことを
教えて貰いながら通うことになった。
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